私は美徳という言葉が好きだ。
美徳という美しい行いは個人によって違いがあるのだから言葉自体は一概に意味を持たない。
私の中の美徳とは他人を干渉しない事。
特に気を付けたいことは人の心に土足で入り込まない事。
どこかに「人のお勝手の奥にはいりこんではならない」と書いてあって「正しくぴったりの言葉であるな」と感心した。
なぜ、人の事が知りたいのか?探りたいのか?私には理解できない。
ただ、傷ついている人がいたら、助けを乞う人がいたら、自分の出来る限りの事をしてあげたいとは思う。
サービス業を考える時にも私はそこを基準にしてきた。
お客様は千差万別であるのでサービス業とはたいへんな仕事である。
自分の美徳をゆるがす事なく仕事をするのは容易ではない。
わかって貰える人は少ないからだ。
しかし、心に美徳を持っている事で傷ついても立ち上がることができる。
きっと、できる。
by 薫子