柏屋の原点

板長の唐沢さんと板場の田村さんが、近くの畑で農作業をしているのを良くみかけます。
今、お客様にお出ししておりますお米は唐沢さんの自家作米です。

私が嫁いできた頃は、先代が畑で作った農作物や、採取してきた山菜をお出ししたり、生け簀の鯉をさばいたり、親戚のお年寄りがうどんを打ったりしてほとんど全部が手作りのお食事で、お客様をお迎えしていました。

なかでも、農作物や山菜は買ってきたものとは違い、調理するまでの工程が多くてびっくりしました(  Д ) ゚ ゚
農作物は一から作るものですから根気がいります、出来たとしても野性動物との戦いで、収穫するまで殆ど気が抜けませんよね。

何故か私だけにいろいろ教えてくる(コキツカッテクル)先代を、煙たく思っていましたが…尊敬もしていました(笑)

[なるべくお客様に一から作ったものを召し上がって頂きたい]

これが、何もないところから柏屋旅館を立ち上げた先代の思いなのではないかと、勝手に思っている私なのです( ̄^ ̄ゞ