30年前、ココスにパートに出ていた時の先輩パートさんが「(お茶碗の糸尻まで洗うお嫁さんになってください。)って結婚式の友達代表の挨拶で言ったのだけどなかなか良いと思わない?」と私に話してくれた。
糸尻とは、陶器を形成したあとロクロから糸で底をくくり取る事から器の底の部分の事を言うのであるが、底であるからあまり洗う人はいない。
多分、お茶碗の糸尻まで洗う女性とは(見えないところまで綺麗にする女性)と言う事なのだと解釈した私は、なぜだか今も糸尻まで洗う。
きっと、そういう女性に憧れを抱いたのであろう(*´-`)
誰かの何気ない一言が私の心に残って今も役立っている。
ありがたいですね。
柏原薫子