「柏屋さんは外国語を喋れる方がいらっしゃるんでしょ?」
「外国人の方が働いていらっしゃるの?」
よくこんな質問をされます。
「いいえ、特に長けた人はいません。」と答えます。
まだ、こんなにも外国人のお客様がいらっしゃらない頃にも稀には柏屋旅館に外国の方がいらっしゃることがありました。
緊張の連続でした。私しかいないんだと逃げられない気持ちでいっぱい!
お食事を出す際に和英辞典を駆使してあらかじめメモ用紙に文章を作って説明したことを覚えています。
烏賊のお刺身とこんにゃくの説明が難しかったです。(笑)
なにせ、中学、高校生の頃に授業を受けただけですから。
私たちの時代、群馬県では外国人を見かけることさえ少なかったし、ピコ太郎ではないけれど(This is a pen.)から教わったんですから((T_T))
つたない英語を一生懸命聞いてくれて理解してくださっていました。
お客様の方から教えて下さる単語もあって丁場に帰ってきてメモした記憶があります。
楽しかった(^w^)
それでよいのではないでしょうか?
ありのままで良いのではないでしょうか?
ありのままの日本を観てもらって、温泉文化や日本の食事体験して日本人を知ってもらい、挨拶程度の言語を覚えて貰えばよいのではないのかしら?
興味を持てば何回でも来てくださるだろうし。
おもてなしとは、今できるだけのことを背伸びをしないでして差し上げることだと思っています(⌒‐⌒)
by 薫子